なりきれない女の雑記

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現実と虚構に溺れる毎日。

『グランメゾン東京』~認めよう、木村拓哉はやっぱり永遠に私のHEROだ~

やっぱりSMAPが好き

ニノが結婚したってばよ。

世間はARASHIの嵐が吹き上げてるけど、どこ吹く風の私。こちとら、やっぱりSMAP一択なのである。(SMAP以外のジャニーズにはほとんど興味はない。笑)こんなにも自分はSMAPが好きだったんだなと、解散してからひしひしと感じる今日この頃だ。正直高校生以降はアイドル全般に興味が無くなり、洋楽を含めロックとかR&Bに興味が移って、少し離れたけども。そりゃあね、物心ついてからテレビを付けたらあの5人が居て当たり前だったからね。月曜22時はスマスマやってるのが当たり前だったからね。きっと20代前後の子にとっては、それが嵐であり、土曜21時の嵐にしやがれなんだよね。

特に誰が好きだったかというと、今では「推し」というみたいだけど、私の推しはずっと木村君だった。同級生の中居君を初め、他のメンバーと兄弟みたいにわちゃわちゃしている時と、ドラマの中の木村君とのギャップにやられ、プロのアイドルたるものこういうもんだよね、と刷り込ませてくれたのは木村拓哉という存在だと思う。ここ最近は解散騒動の件で悪者扱いされたり、娘のデビューとか奥さんの言動とかで、ネットニュースでネガティブな扱いされたりしていたので、私としてはものすごく残念な気持ちだった。え?貴方たちが100人寄り集まっても勝てないのに何言ってんの?って。笑

 

木村拓哉がいつまでも「キムタク」だからいい

そんな気持ちのところ『グランメゾン東京』が始まった。もうすでに木村くんがキムタクであり続けることを称賛する記事が出ているけど、あえて書きたいから書かせて。笑

ストーリーは、破天荒で不器用だけど料理に関してはストイックで超一流の元ミシュランの星付きフレンチシェフ・尾花夏樹(木村拓哉)と、努力家で絶対味覚の持ち主だけど才能が足りない無名の女性フレンチシェフ・早見倫子(鈴木京香)が出会い、東京でミシュラン三ツ星のフレンチレストランを作るという大人たちの青春ストーリー。1話ごとに困難が降りかかり、仲間も増え、少しドラゴンクエストのような展開だ。正直、巷で言われているように、ハリウッド映画の『二ツ星の料理人』(2015年、ブラッドリー・クーパー主演)に少し似ているとは思う。少し・・・いや、めちゃくちゃ似ているのは否めない。でも、そんなのどうでもよくなるほど面白い。

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尾花夏樹は、類まれなる才能と圧倒的なストイックさで、フレンチの本場・パリでミシュラン二ツ星を獲得するほどの店を構え、さらに三ツ星という高みを目指す第一線の料理人として活躍していた。しかし、彼の店で開催された日仏首脳の会食中に起きたアレルギー食品混入、さらにスタッフを侮辱したフランス官僚を殴ってしまった事によって、彼はフランスはおろか、日本の料理界から事実上追放されてしまう。その事件から3年経ち、パリで倫子と出会ったことで、星付き料理人として再起を目指すのだが、まぁどこに行っても鼻つまみ者として扱われている。今までの木村くんのドラマで見たことないくらい、めちゃくちゃ嫌われ疎まれているのだ。

あれれー?これって最近どっかで見たことありません?あー、ネット上だ。どんなにヒロイズムから脱却した落ちぶれた役を演じようと、「何をやってもキムタク」と言われ、ましてやSMAP解散も重なり、なんか木村くんがドラマやる度にあーだこーだ言われちゃって、密かに心を痛めていた隠れファンの私。

でもさ、第1話を見たらもうそんな痛みはどこかに吹っ飛んだ。ドラマにおいて一番大事なのは第1話。シンプルなストーリー構成だったからこそ、総じて尾花を「唯一無二の料理人」という印象を残す役割を果たしていたと思う。出てくる料理の数々も夢を見させてくれる。なんだかONE PIECEみたい・・・と思う人もいるみたいだけど、あれだけわかりやすく勧善懲悪なストーリーだからこそ、主役のルフィの熱量が人の心を熱くさせるんでしょ。日曜劇場にはぴったりじゃんか(笑)。また、周りを固める役者陣もそれぞれが個性的で、尾花夏樹という暴走して浮いちゃいがちなキャラクターをしっかり支えていて、演じる木村拓哉のカッコよさが際立ち、掴みは最高に良かった。キャラクターの性格は全く違うけど、なんかあの『HERO』の木村拓哉を思い起こさせてくれるようなわくわく感を感じた。

その後のストーリーも役者陣の好演が光っていて、視聴者の感情を上手く巻き込んでくれる。鈴木京香沢村一樹及川光博の三つ巴の演技力は折り紙付きなので、もはやここで語ることも不要だとは思うが、求められているキャラクターとぴったりハマっていて、本当にさすがだなぁと感心させられる。さらに、特筆すべきなのは、尾花の弟子で後輩の平古を演じるKis-My-Ft2の玉森君の演技。第3話で尾花が作った鹿肉のローストに合わせるコンソメを口にしたときの表情、とても素晴らしかった。尾花に反発しつつも、結局は裏で助けたりしていて、そんなツンデレっぷりもこのドラマの重要な見どころになっている。

そんな錚々たるメンツに支えられているからこそ、木村拓哉が演じる尾花がカリスマとして際立つ。そして、そのカリスマを演じ切ることができるのは、やはり『キムタク』であり、彼くらい圧倒的な存在感と唯一無二のカッコよさがないとキャラクター負けしてしまうと思う。「俺が〇〇してやるよ」という俺様的な上から目線のセリフを、そこらへんの中途半端なアイドルが言ったら非現実的で歯が浮いちゃうかもしれないが、木村くんが言うと実現できそうな気がする。そういう希望を見せてくれるような存在なんだよ、木村拓哉は!!

そんなキムタクも40代も後半、渋さが増してる中に少年ぽさも残っている今が第二の旬なのではないだろうか。ああ、それはいつも東京フレンドパークでも、かつてのスマスマのスポーツ対戦やコントでも見せてきたように、いつだって木村拓哉の素が「純粋」であり、何においても「本気(負けず嫌い)」という要素が歳を重ねても変わらないことが、回りまわって良い味を出してきてると私は思うのですよ!!!!!(いきなり熱くなってごめん)チヤホヤもてはやされたり、手のひら返すように叩かれたり…芸能界の酢いも甘いも味わい尽くしてきた今だから、「キムタク第二章」が始まってもいいんじゃないかと思うのよ。別に若い子にキャーキャー言われてほしいわけじゃない。木村拓哉がいるだけで、その作品に価値が生まれるような存在であり続けてほしい。そう願うばかりだ。だって彼は私が小学生の頃から憧れてた初恋の人であり、永遠にHEROなのだから。

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先週第4話ラストで不穏な空気を見せた展開だったので、今週末の第5話も気になるところ。果たしてアレルギー食材混入の犯人は誰なのか。そして過去を乗り越え、尾花と倫子たちはミシュランの星を掴むことはできるのか。料理人の夫もこのドラマがお気に入りなので、一緒に登場人物と同じく熱い青春を感じながら楽しみたいと思う。

とにかく『グランメゾン東京』は華やかでエンタテインメントとして素晴らしいのでみんな観て笑笑